こんにちは。
大阪でFAP療法を提供しているカウンセラー神野ゆきえです。


今日はトラウマがどのように形成されるのか、なぜ本当のトラウマは覚えていないのかということについて、述べていきたいと思います。


トラウマができあがるメカニズム


トラウマに遭遇した時の脳の反応は、普通の不快な出来事に遭遇した時の脳の反応とは大きく異なる。
まずは、通常レベルの不快な出来事に接した時の脳の反応をみていきたいと思う。


〜不快な出来事に接した時の通常の脳の反応〜

・海馬(注1)が不快な体験として前頭葉(注2)に記憶を整理

・前頭葉は今回の出来事と過去の出来事を照合し、怒りや恐怖の反応をしている扁桃体をなだめてその反応を抑える。

・その後扁桃体によって感情的な重みづけをされて、その記憶は前頭葉から側頭葉に移行され「不快な体験」として長期保存される。
この時には不快感は打ち消されている。



〜トラウマとなるショックな出来事に接した時の脳の反応〜

・ショック刺激を受ける

・扁桃体が過剰に反応してしまい海馬が記憶を処理できなくなる。

・過去の記憶と照合できずショックで反応し続けている扁桃体をなだめることができないので、扁桃体は恐怖や怒りの反応を維持したままになる。

・この扁桃体の過剰反応が消えなければ、やがて"麻痺"が起こる。(何も感じなくなる)

・それでもなお反応は収まらないので、脳の緊張が非常に高いままになる。


※処理できる許容範囲を大きく超えた出来事に遭遇してしまった脳はその出来事を「一つの記憶」として処理することができず、そのときの感情や感覚を伴ったまま意識下に残ってしまう。


覚えていない記憶がトラウマの原因

「過去にした失恋がトラウマとなっていて…」という言葉を聞くことがあるが、このように意識に上がってくる記憶というのはトラウマの原因となった記憶であることはない。


前述のトラウマのメカニズムを見ていただくとわかるように、トラウマを受けた時の記憶は、扁桃体・海馬が機能しないために脳内で感情とうまく結びつけられず、記憶としてきちんと整理されない。


長期記憶として脳に出来事が格納されないので、思い出そうとしても保存ボックスにデータがないので思い出すことができない。


しかし、その記憶が想起されるような状況に出くわした時に、「今、ここ」で起きているかのように脳内で再びその出来事が起きているかのように再現されてしまう。


本人は自分がなぜこんなにも出来事に対して激しく反応してしまうのかわからない。意識では自分の人生には何も問題がないと思っているのに、ある状況下に置かれるとパニックに近い状態、冷静さを欠いた状態になってしまう。


このように心身や対人関係に困難さがある場合、トラウマが関係していることがある。



次回は、トラウマが引き起こす症状について述べていきたいと思う。


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